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松坂 桃李
松坂 桃李 (森中 領)
昨年、「娼年」という舞台に出演したことは自分の中で大きな出来事の一つでした。この作品の千秋楽の日、二度とできない、そう思えるほど、無の状態になりました。だから映画化の話を聞いた時には、不安しかありませんでした。
でも、舞台で表現できなかったこと、映像だからこそ残せるものが、映画「娼年」にはあると思いました。
撮影前に三浦監督に言われた言葉です。
“ようやくこれで石田衣良さんが産み出した「娼年」が完成する”と。
撮影を終えた今、僕自身もそう感じています。
舞台同様、無になりましたが。
何より女性の方にこそ観ていただきたい作品です。
真飛 聖
真飛 聖 (御堂 静香)
人は大人になるにつれ、心に抱えている思いを吐き出しにくくなるものですが、
この「娼年」という作品は、そんな女性たちの心の闇、そして生きていく中で本当は切っても切れない性(さが)を大胆かつ繊細に描いています。
私の演じる御堂静香も、それぞれの登場人物も欲望から生まれる葛藤、心のきびというのはとてもリアルで生々しささえ感じますが、実はその中にある日常ではなかなか理解しがたい様々な愛の形がそこには存在していて、それを通してひとりの男性が人として成長していく姿はとても魅力的です。
映画館に見に行く勇気を一歩踏み出していただけたら、そこに映しだされるものはきっと共感できる、愛おしい世界だと思います。
冨手 麻妙
冨手 麻妙 (咲良)
咲良役を演じさせていただきました冨手麻妙です。「娼年」と出会ったのは去年の夏、三浦大輔監督によって舞台化されるというお話を聞いた時でした。
舞台版はオーディションに落選してしまい、物凄く悔しい思いでいっぱいでしたが、今回再び三浦監督が映画化されるということで再チャレンジさせて頂き、原作を読んだ時からどうしてもやりたかった咲良役で選んでいただきました。
「娼年」に出てくる人々は皆、どこまでも優しく、私は撮影している時はもちろん、完成された映画を見たあと、心が温かくなったというか、優しい気持ちになりました。
家族やカップル、友達同士で見に行って、あえて別々の席に座って、見終わった後、この映画について色々語り合って欲しい、そんな見方ができる映画です。
西岡 德馬
西岡 德馬(泉川)
三浦監督より熱いラブコールをいただき、原作を読み脚本を読みましたが、「この役は何故に俺なのか??」と不思議に思いました。
役者は「オファーがあれば喜んで演じさせてもらいたい!」と思うものですが、「しかしこの役は・・?」と、疑問がわきました。
あまり突っ込むのも野暮なので、「わかりましました。とりあえず衣裳合わせで。」とお返事しました。
衣裳合わせ当日では当たり前のことですが、すぐに衣裳合わせが始まり、「この役は何故に・・?」の会話はできませんでした。(笑)
きっと、西岡德馬がこの役を演じたら面白い!と思われたからでしょう。
しかしこの“面白い”というフレーズが曲者で、皆それにのせられるのです。
所詮役者は演出家の駒。でも、ただでは転ばないぞ!と踠き遊ぶのが役者。
この戦いもたっぷり遊ばせてもらいました!三浦く~ん!ありがとう!!
兎にも角にも、全出演者が実に真面目に誠実にこの映画に取り組んでいることが良くわかりました。
素晴らしい人間模様の作品になりましたね。
江波 杏子
江波 杏子 (老女)
歳を重ねた老女役を舞台、映画と参加させて頂きました。
三浦監督の真摯な演出空間に全身を預け、その静謐にて清澄な、そして深く神秘な地熱、どこか怖い甘やかな心地良さに導かれ、年齢(よわい)を重ねた我、女優は真に演じさせて頂きました。 どこか怖い甘やかな二日間の撮影現場。
幸福な愉悦な時間でした。
三浦 大輔 (脚本・監督)
厳しい条件の中、全キャスト、スタッフが満身創痍で作り上げました。
娼夫になる主人公の「領」は舞台に引き続き、松坂桃李君です。舞台からさらに進化した、また新たな「領」を演じてくれ、やはり、この役は彼でしか成立し得ないと確信しました。
映像化は色んな意味で舞台化よりさらに困難な作業になりましたが、原作の石田衣良さんの小説の意思を受け継ぎ、「性描写」に関しては一切妥協せず、でも、よりポップに描き切ったつもりでいます。
結果、あまり前例がない、新しいエンターテイメントが産まれた予感がしています。R18作品ですが(こればっかりはしょうがない)、幅広い人たち、特に女性の方々に観て欲しい気持ちでいっぱいです。
「娼年」は女性の欲望を全肯定する物語です。公開をどうぞご期待ください!
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